TOURING 2003

全国ミーティング   ’03.05.10〜11 浜名湖 (静岡県浜名郡)

 さて、巷はゴールデンウィークとかいうシロモノで盛り上がっているが、そんなものはサービス業のおいらにとっちゃただのクソ忙しい時期なだけだ。しかし、アレがある。もうすぐ年に一度のアレが・・・・。いひひひひ。それだけが楽しみで連日の残業に励み、やりすぎて5/7に高熱を発した時は正直焦った。せっかく休みも今回は順調に取れたのにそりゃないぜ。
 アレとはアレだ。恒例の320km/hオーナーズクラブ全国ミーティング。今年「ZZ-Rの密度が最も高くなる所」は静岡県浜名湖付近。入会以来私は毎年参加している320最大の祭典。準備はとっくに出来ていた。長野支部今年の集合場所は飯田のコンビニ前。時間からいって当然いつもの夜戦隊だ。じゃ、いつもの書き出しから始めよう。
 前夜ようやく仕事から解放されたのは2200時であった。去年と違い雨は心配ない。この週末は好天に恵まれることは既に週始めに確認していた。(その後見ていなかった。まさか、、、)が、今年は寒かった。帰宅し荷物を積み込み、着ていく物を考える。ま、瀬戸内側に出るまでだけだから、という希望的観測で上だけもじもじ君タイツを着てみた。暑いかな?
現実はシビアであった。2300時発、一路R-53を中国道佐用I.Cに向かい走り始めると温度計が教えてくれた。7℃だと。おいおい5月だぜ?タイツが心地良いなんて思わなかったさ。峠に差し掛かるにつれてと5℃、3℃とあまりありがたくないが順調に気温は下がり、琵琶湖サミットの時の気温の中にいた。ただしあの時はウィンタージャケット着ていたが、今回は革ジャン。体感する寒さは同じくらいだ。しかも高速に乗っても全然暖かくならない。おかげで眠くはならないが困ったものだ。
 今回は最近お気に入りの「SA2つ毎に休憩」スタイル。加西SAに2420時滑り込み、即効でサービスティーサーバーに向かう。2杯飲んで人間の気分を取り戻し、タバコ吸いたいと外に出ると「もうすぐオフだな〜」の気分。しかし、先は長い。きっともうすぐ、名神に入れば暖かくなるさと思い込み再出発。

甘いな。それに気が付いたのはその20分後だった。三宮を超え、大阪を出て大津SA2500時。去年四国支部の方とはちあわせした場所、時間。今年はいないみたいだな。きっともっと先にいたりして、、、。なんてね。とにかく、大津についても状況は変わらない!例によってタダ茶しばきながら道路状況を見る。見ても気温はないけど、、、取り合えず事故も規制もない。順調に行きそう、、、、だ、、、、??あ!やばっ!順調すぎるぞ。こりゃ集合場所に0500時頃ついちまうぞ。とりあえずフランクフルトでもかじろう。この寒さじゃ少しくらい腹に入れても絶対眠くはならないさ!給油してGo!SSの兄ちゃんも息が白かったような気がするが気のせいだろう。暇だから歌でも歌いながら走るか、と口をついたのは「一番星ブルース」であった。おととい借りてきたビデオが「トラック野郎」で寝ながら見ていたから刷り込まれた?!・・。♪おとぉこのぉ旅はぁひとりぃたびぃ〜
深夜の名神。周りはあんなにパチンコ屋みたいなピカピカはないもののトラックばっか。雰囲気出る事このうえなし!時間感覚もおかしくなったか、あっというまに養老SA、0300時。Gベストに例のドリンク剤を4本突っ込み、喫煙所で時間をつぶしてトイレに行くと隣にも革ジャンの男がいる。「おはようございます」でも「どちらまで?」でもない。ファーストコンタクトは「寒いっすね・・・」だった。バイクはH-D。この中を胸張って乗らざるを得ないポジションのアメリカンでシールドもないヘルメット。きっと寒さは自分の比じゃないだろう。これから名古屋でミーティングだそうだ。「名古屋なんてもう目の前だから少し中で仮眠したら?」と言うと「中はタバコが吸えないからねぇ。」とおっしゃる。「喫煙室」あるよというと嬉々として行ってしまった。ちょっと良い事したか?俺。一日一善。さてそろそろ行くか。

 SAを出てすぐ、羽島に入るころ、ようやく夜が終わった。ようやくちょっとだけ暖かい。視界も良いし、一気に行きまっせ!と中央道恵那峡SAまで早朝大爆走。どうせ早く着くならさっさと行って寝ていよう!と、小牧JCTから中央道に入るとトラックは少なくなり、一般車が多い。こいつら浮かれ気分で怖いからひたすら追い越し車線をキープ。0500時恵那SA着。本当に早すぎた到着。集合時間は0930時なのだから。ここを出る前に支部長に電話を入れる事になっているが、さすがにまだ寝ているだろう。たたき起こしても良いのだが、それをやるとどこでいじめられるか分からん、そっちのほうが「いたずらする楽しみ」に勝ち、SA内をあっちうろうろこっちうろうろ。お、いいベンチみっけ。ここでゴロゴロしていよう。すでに「眠らないモード」に入ってしまい、横になっても眠くならない状態なのだ。
ま、一晩中走り通しだから、ここでぐうたらしたほうが後々良いかもしれない。初参加のメンバーもいるし、長野支部初の8名編成、途中までは見送り軍団もいるから10台を越える。支部走り慣れたメンバーは見送りだけだし、今日のルートの8割は峠だし、今年初乗り同然の俺は体力温存としゃれ込もう。
 10分後。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。退屈だ。お茶飲みに行こう。
 15分後。お茶も飲んだし一服。あ、シールド換えとこう。
 30分後。・・・・・・・・・・・・・・。あ、犬だ。
 45分後。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ、おばさんだ。
 60分後。今日はサミットメンバーも来るんだよな〜。
 80分後。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・イライラ

90分後、ついに暇をもてあましてどうしようもなくなり、早朝迷惑コール。以外にもワンコールで支部長が出た。テレクラ並みの速さ?「もう退屈でどうしようもないからもう出る!」と連絡、給油後園原ICで降り、一路飯田方面へ向かうと向こう側から1200が登場!支部長だ。この間コケたらしいが、結構直ってるじゃない。路肩でしばし歓談。本当に路肩だからしゃあないと集合地点に向かう。もちろん前は支部長。3歩下がって俺。ほどなく飯田の集合場所であるコンビニ到着。コーヒ飲みながら2次会の酒を買い込み、駒ヶ根集合の本隊も集まっていることだろうと連絡してみると出発寸前との事。後1時間位か。そういえば珍しく俺たち、パーツだのバイクだのの話より支部の話の方が今日は少しだけ多いぞ。さすが執行部?クラブ談義である事はか・わ・り・が・ナイけどね。
 このコンビニの前の道、R-153は直線である。こりゃかなり見通しがいい。一つ入ってくる連中の写真を撮ろうと、待つと程なくでもないが0900時、黄色いのを先頭に走ってくる!よっしゃ!!とカメラを構えるとこのコンビニから出て行く車が1台2台・・・邪魔だ!と言おうが何しようが、本隊は続々入ってきてしまい、写真は撮れなかった、、、ま、黙っていれば良いか。で、いつも同じような集合の光景が振り向くと繰り広げられていた。総勢10台。長野支部もでかくなったね。飲み会以外で二桁の参加者なんて旗揚げ当事は話のネタだけだったのに。うんうん。おにぃさんは嬉しいよ。一つだけ不安があるとすれば、今この場に「チーム雨男」が全員いると言う事だけか?!アナタタチ、今日から3日はパワー出さないで!ましてやそのうち一人は見送り隊、「念」があるかもしれない。その辺ではスカラー

波より恐ろしい。いやいや。そんな事は少ししか思っていませんよ。
 さて総勢10台はR-151を南下、第一休憩所である道の駅下條で見送り隊と別れ、フリー走行となった。行くねぇ、、、みんな。全部行ったのを見てからスタートする。ま、追いつく事もしようと思わないし、完全に自分のペースで流していくとすぐに第2休憩所、道の駅豊根。道の駅ってのはなかなか都合のいい施設だ。写真はR-151標識入れようと下がっていったら、、、編集の必要がないくらいメンバーが小さくなってしまった。みんなごめんよ。ここで地元じいさん登場。「長野ナンバーが多いですけどどこから?」と俺に聞く。なんとなく仕草が気に入らなかった為、「あっち」と言っておいた。ささ、気を取り直して出発!
 結構長く山道を走り、愛知県から静岡県へ入る。コンビニで
ちょっと長めの休憩を取り、それぞれ楽しんだフリー走行の後は隊列を組み、一路浜松へ入る頃には1200時を回っており、その頃には俺の身にちょっとした現象が起きていた。そう、出かけに着込んだタイツ。汗は外側に出す構造だから身体はドライなのだが、どっこいその外側にはロンTと革ジャンが控えている。暑いが脱ぐところはない。
 1230時浜松にて昼食。浜松と言えば「鰻」と相場は決まっているが、今年の長野支部は全員無頓着であった。その辺の喫茶店に入る、、、より先に駐車場で人目を気にせず脱いでしまう俺なのだった。もじもじ君さらば。
 ろこもこ?もこもこ?確かハワイで喰えるというアレとかそういう感じの店。ハンバーグ系がやたらメニューに多い。「フレッシュジュース」「フレッシュサラダ」等「フレッシュ」らしいが、

厨房のグリルではハンバーグが一度に2つしか焼けないらしく、常に2人分出てきては又時間がかかる全く大人数には向かない店である。トイレのドアも渋くて開かないし。
 ま、腹も膨れたところで出発したのは1345時。ホテルも近い。この時間IC前を通ると言うことは、面白い事になるかもしれない。駐車場を出るにあたり、右折するところを近道を狙ったか先頭の支部長は左折×2。裏道に入り、再び表に出るとわれわれの目の前には中央分離帯があった。あの〜ここ右に行くんじゃなかったっけ?
 仕方なく左折、結局さっきの交差点で8台のUターン大会。「急がば回れ」とはよく言ったものだ。
 浜松北IC前。3台のZZが信号待ちの我々の前を右折していった。あ、洗車男さんだ。次の信号で右折のところを直進しそうになった3台が巻き込まれ、総勢11台で
湖畔を走り、1400時ついに到着!既に結構な数が並んでおり、駐車前に名簿で入場をチェックしている。誘導される方へ停めて恒例の物色大会。あのパーツいいな、この色いいなとうろうろうろうろ。実際やる予定はまだ未定だが、カスタムペイントは捨てがたい。ハデすぎるのもなんだし、STDの赤も気に入っているけどフレアは大好き。っと。見つけた。ほぼ純正の赤にマジョーラのフレア。こ、こいつはいい!いつかこんな感じにしたいと密かに決心するのであった。つい写真を撮ってしまったのだが、所有者の方に許可、、、というか誰か分からないので載せられない。残念。
 バイクもいいのだが、全Mの楽しみはなんといっても宴会、、、じゃなくて、久しぶりに出会える人達、ネットでは知り合っていても実際には始めて会う人達、つまり「人」の部分である。しばらくあっちでこんちわ、こっちでおひさし状態が続く。
 チェックインを済ませてビール飲んで同部屋のメンバーとひとしきり話し込んだらいよいよミーティング、の前の売店漁り。今年もいろいろ出てますな〜。うちもやればよかったかな。準備間に合わなかったものな。残念。取り合えずバンダナを買ってしまう。だってだって、売っているのはメンテ師匠。買えと言われれば家でも国でも(嘘)コレ、腕かひざにでも巻いて走る事にしよう。
 この売店群の隣がホールであり、覗き込むとお馴染みの横断幕がででんと下がっている。今年は何かの総会の様な感じ。
しばらくしていよいよ全国ミーティングが始まった。
 ご、ごめんなさい!最初の本部執行部決めるところあたりまでは起きていたんですが、、、。ふと気が付くと、議事録の最後の「雑件」だった、、、。又寝てしまったか。
眠い気配もなかったから、ほぼ即死モードでコテンといったらしい、、、。 これがすんだらついにハイライトの大宴会。今年も地から入ったコスプレ族がちらほら、ナースはいるは、女子高生はいるは?あれ、この女子高生、どこかでお会いしたような気が、、、おお、あそこにいるのは「偉大なる将軍様」じゃないか!しかも逮捕されているし。すげえおもしれえ。全Mはやっぱりやめられんな。さぁ、乾杯の後、魑魅魍魎と化したメンバーは大いに盛り上がるのであり、ちょいと散歩に出てみると同じく鳥取の会員と遭遇。去年帰りに大津で会った関西支部の方にもお会いできたし大満足であったが、抽選会は何にも当たらなかった、、、くそっ!カウルのじゃんけんじゃ決勝まで行って又負けた。長野支部はやはり弱い、と諦めていたら起死回生の一打がでた!なんとこの男は去年只の運だけ
で景品を取った俺と違い、じゃんけんという実力?勝負で革ジャン取った!偉い!支部の誇りだ鏡だ、時期支部長だ?!
 さんざ盛り上がり、記念撮影後は2次会。やべ、支部の2次会段取りできてねえや。まぁ、部屋にいれば誰か来るだろうし、2次会会場にでも顔だそうかと2230時、なぜか328氏の部屋に遊びに行く。ちょっとだけまったりとしてから2300時2次会会場へ行くと又も知った顔がたくさん。さてこれから!であったが、今年はシンデレラタイムがある。飲み足りない、話したりないのに無情にも2400時の消灯を迎えてしまい退却。
 部屋でメンバーと話しこんでいると、来ましたよ。え〜え〜いろんな方が。最後の方はもうよくわからなくなってしまい、沈没。
酔う程呑んでなかったし、やっぱり朝寝とけば良かったか・・・。

 翌日。二日酔いでもなんでもなく起こされるまで寝ていた俺はあたふたと荷物をまとめ、ロビーに向かう。時間もギリギリだったが、ダメモトでバイキングに向かうとセーフ。コーヒーとオレンジジュースで目を覚まし、何食わぬ顔でチェックアウト。恒例の集合写真だ。毎年思うがこれだけズラリと並ぶと圧巻。ところでカメラマンはどこ?
 みんな上を見てなんか怒鳴っている。なんと地上7階からド望遠で狙っているのである。やりとりはなんと携帯電話。そりゃこれだけの範囲で並んでいたら並みの足場じゃ収まらないけど、、、一体何ミリのレンズなんでしょう?
 具体的な指示なんかあまりないが、なぜか雰囲気は分かるもので、7階から無言で「1,2,3」とやれば下の160人が「「だーっ」とやるという、他から見れば理解できないであろう時間が続き、救急法講習後、散会。
  俺はと言うと今日はこれからお楽しみがあるのである。支部で集合写真を撮り、浜松北ICまで同行、手を振りながら支部メンバーと別れ、高速を一路浜名湖SAへ向かう。お楽しみに一緒に行ってくれる四国の山賊氏がそこで待っていてくれた。日進のショップにカスタムの相談に行くのだ。パーツ取り付けではなくワンオフ物。前から興味があり、HPを通じて色々な情報を貰い、電話もしてみたのだが、折角だから行ってみようと思っていたら。同じ所に寄り道する氏に同行してもらう事になったのだ。
 そういう楽しいことをしようとしている俺に起こったか、浜名湖SAを出るとすぐに雨が降ってきた、、、チーム雨男(欠席の方)の陰謀に違いない。でも行くのだ。
 とりあえず赤塚SAに退避し、ついでに昼食。この間のカゼと昨日の酒のおかげで声が殆どでない。話をするにもつぶれかけたカエルの様な声しか出ない!でもなんとか会話は成立しているからいいか。そんなノドで何故かカレーライスを食べ、その後の走行中非常にきつかったのは事実である。ノドが焼けそうだ、、、。食券買う時には何も考えていなかったまったくおバカな奴である。
 小ぶりの内に行ってしまおうと出発、ペースよく走り、三好ICで降り、山賊氏先導で程なく到着。非常に仕事が丁寧でかつ人の良いショップ、箱に詰めて鳥取に送りたいようなお店である。
 中ではかなり忙しいようで、手が開くのを待ってから話が始まった。これまた丁寧に、図まで書いてくれ、写真を出してそのZZ-Rの加工について細かく説明してくれ、、、あ、このZZ、蜜柑さんのだ!た。お値段総額11万位。ちょっと痛い額。でも、これだけ丁寧なら安いんじゃないか?
実は 今回タンクバッグの中にはこっそりと「契約用印鑑」が入れられていた。次のツーリングに間に合うようであればそのまま預けてしまおうと思っていた訳で、お任せすることは既に決めていた。いよいよ工期の話へ、、、約1ヶ月。あかん。今日はアウトか、、、。それで無理を言うのは粋じゃない。職人仕事は職人さん次第。手間のかかる事を頼むんだからな。次が6月、その次が7月だから、その後だな。秋のサミットにはニューバージョンで行ける筈だ。よし、今後のカスタム計画は大まかだけど決定したぞ。
 お礼を言ってショップを後にする。軒先借りてカッパを着たら山賊氏とはお別れ。ありがとうございました。又来月お会いしましょう。一路多治見に向かう。雨の中帰るのが面倒。実家に非難兼もう一つ用事だ。
 翌日は快晴。1000時に出発。淡々と「2SA毎」に休みながら走る。一般車が多く走りにくい。月曜日の高速は週明けの仕事がらみの車が多いからなかなか大変だ。名神ポイント365付近は東海道新幹線と併走している区間。話には新幹線と競走したがる奴もいるらしい、、、。たまたまこの時間も新幹線が見えた。よし、俺も行くぜ!とすれ違ってみた。向こうは上り、俺は下り。ははは。1200時多賀SA。ここって温泉あるらしい。700円だそうだ。真夏だったらきっと寄ってしまうだろう。などと爆音と共に出て行くのイナズマを見送りながら思ってしまった。今日はちょっと開けすぎか。燃費が悪い。調子に乗ると後が怖い。緊張して走れと1230時再出発。同調取ったキャブはすこぶる快調。1415時には西宮名塩SAについてしまった。こりゃ時間があると山崎ICから戸倉峠ルートで帰る事にした。
しかし中国道は「飛ばせ」って行っているような道だ。でもご用心、以外にネコちゃん多いからな。
 山崎IC下のSSで給油いざ峠に入ると前にトレーラー。遅い、遅いおそ〜い!左に余裕無し。見通しは良し、後ろOK。右からいっちゃえ!センターは黄色だけど。
 抜いている時に路肩のバンが目に入った。天井に赤い物が取り付けられている奴。そして俺の目の前にはおっちゃんがにこやかに手を振っている、、、、。あらららら。
 別に張っていた訳じゃなかった。事実このおまわりさんは誘導棒も持ってなかったし。罰金の未納者宅を訪問中、書類整理のために路肩にいたら俺がお客さんになっちまった様だ。という事で私は財政不足の国庫に援助金を出すこととなってしまった。くっそ〜。納期期限が俺の誕生日だと言うのも悔しい。減点2、罰金7.000円。
 チギれば良かったかな〜と思いながら1545時帰着。往路651km、復路516km、トータル1.167kmで今年の全国ミーティングは終わった。明後日は高松に出張だから、次の休みはちょっと先。洗車して、オイル換えて、、、はいはい行きますよ。「寄付金」払いにも!!

四国うどんツーリング   ’03.06.07〜08 (香川-高知-愛媛)

 今年はいつになく忙しい、、、。ほぼ毎月ロングツーリングの予定が入っている。「バイクは一人で乗るもの」と思い込んでいたが、マスはマスで楽しい。某クラブに入会しているが、そのままでは支部の連中しか交流は出来にくい。俺の場合、このHPを開設してからその幅は大きくなったようだ。一応BBSもチャットルームも設置しているが、元より「メル友」とか「ネットフレンド」なんてのはハナから否定する訳で、折角知り合ったら何かの機会でお会いしましょう、呑みましょう、走りましょうが望ましい。人間は出会ってなんぼなのである。
 このツーリングのお誘いを受けたのはなんと去年の秋だったと思う。なんと気の長い、と言うか計画的な?ものなのだ。その時もネット上での事であった。主催は千葉支部、たらさん。「ホームレス計画」なんぞでBBSで遊び、いつでも世捨て人化も果たせそうな、、、。お会いしたことはないが、そんな事は関係ない、行けば会えると参加表明。幹事は四国支部、山賊さん。それから半年が過ぎた全国ミーティングではお互いドタバタとしており、挨拶交わしたくらいで遠くから頬を赤らめ?見ているだけの切ない私、、、うふん、いやん。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。脱線した。とにかくいよいよ当日が近づいてきている5月下旬なのであった。
 6/7 0800時。素晴らしい。当日朝出発できるなんて鳥取に来て初だ。いつものように押していかなくてもアパート前で暖気が出来る。と、バッグを載せたらコーヒー片手にゆっくりと暖気。0830時発。週末の朝の為バスやらなんやらで大変なR−53を一路岡山へ向かう。この道、津山までがいい道なんだが、なにしろ時間が悪く進まない。通常3時間弱で着くところを余分に見越して早めに家を出た訳だが、、、。道の駅「くめなん」でたら氏から連絡。大津迄きているらしい。よし俺も先を進めようと出発、岡山I.Cより高速に乗り、1200時には合流場所である吉備S.Aに着いてしまった。早過ぎた!まだ2時間もある。
S.Aで時間の潰し方を考えている俺の向こう側で桃太郎が扇子振りかざしてあざ笑っていた・・・。とりあえず冷やし穴子そばで軽い昼食、サービスティと週刊誌片手にひなたぼっこ。と、そこに1台のZZ-R400が。参加者か?と思いきや気のせいだったらしい。遠目でみていると、携帯で人のバイク写真にとって行ってしまった。なんなんだ?岡山って不思議な街かもしれない。
 週末という事でバイクも多く、入れ替わり立ち代り休憩しては出て行く。そのまま置いておくと「いざ出発」の時エンジンが冷えてしまうからと40分おきにエンジンをかけ、止めてはS.A探検に出かけていると、いいかげん隅から隅まで行きつくしてしまった。
 駐輪場でじいちゃんに「600cc?」と聞かれ、憤慨しているこれまたおっさんのH-DがVサウンドと共に去っていって5分。ついに1台のZZ-RがS.Aに入ってきた。東組の到着!   たらさんである。その後は例によって来るわくるわの小集団。全車微妙に、所じゃなく手が入れられており、突然始まったモーターサイクルショーにいつしか遠巻きに人だかりが出来ていた。おお、よく見なくても今一番気になる「おめめぱっちりぷち整形」の赤谷号もいる!まずご挨拶と真似する事の了承を得る。一応本家にはスジを通しておかないとね。お、これは328さん、遥か1.000km以上離れているのに2ヶ月連荘の再会ですね。なんか非常に強烈な音がしているんですが、気のせいですか?ぼぼぼぼぼぼぼぼ、、、、気のせいではない、マジー管+ナイトロレーシングのワンオフ物だ。マシンは全国ミーティングで見たし、その後ひょんなシロモノつながりで知り合ったやすをさんもはじめ、、、まして?。とにかくここで関東、関西、中国の参加者9台が集結したのである。給油したら海を渡るぜぃ!
 走り出してすぐに気づいた。皆速い。しかも巧い。抜かれても気持ちいい位。瀬戸大橋に入ると「写真撮影」があった様な気もするが、予定は未定、みんな飛んでいく!通行料の高い橋だよ、見ながら行こう!と思いつつもつられて、と言う事にしておいてふとメーターを見ると新幹線こだま号をじわじわ抜くくらいの所に針があった、様な気がする、、、。おわ!さっき表示されていた「落下物あり」の落下物、しかもトンネルの中、なんだコレ!はりぼての岩?さっさとどけろ〜!アホな4つ輪がびびって隊列につっこんでるじゃん!
 ほどなく四国上陸。最終集合場所である豊浜S.Aに入ると既に山賊さんご一行がお待ちかねであった。雨降ったらしく地面も所々濡れている。ご挨拶が済んだら出発、一路伊予灘S.Aに向けて更に大きくなった群れは走り出す。いきなりやってしまった。気づくとなんとなく出てしまっいた先頭

目の前にジャンクションの案内板。これ、どっちに行くんだっけ?間違えたらえらいこっちゃ。看板を指差し、左右に振って、ついでに後ろを振り向く事2回、スモークシールドの下、必死で目で訴える(が、誰も見えるはずがない)もう、後がないよ、助けて〜!!
 その時ド爆音が轟き、黒い物が前に出た。すっとそのまま松山道に入る。やっほ。ありがとうございます。調子に乗ってアクセル開けちゃいけませんね。328さん。あやうくどこに行くか分からない事になる所でした、、、。
 完成前の上信越道に似て、対面通行→時々2車線を繰り返す造りの中を走ること1時間弱、伊予灘SA。前日未明から走り通しの東組はいささか?疲れているみたい。支部行事はいつも同じ出発のおいらにゃ「長野支部員が見る休憩中の自分」を見ている様。しかしまだ先は長いのであった。
高速道路を内子五十崎I.Cから降りると、国道の大名行列。道の駅「日吉」で休憩したらR−320終点地での写真撮影だ!県道320なら鳥取にもあるが、こっちは国道だぜい!「320」という数字の配列に異常に興奮する変態集団、、、、じゃなかった、〜を見ると喜ぶ某クラブ員はゲスト巻き込みポイントに向かう。と?
来ないメンバーがいる。そのうち山賊さんの電話が鳴った。1台スタート出来ない車両がいると言う。取り合えずタンデムにてR-320写真撮影。この後はR-197から宿直行の予定。距離約30q。もうすぐだ。一風呂浴びたら宴会が待ってるよ!みんな、いってらっしゃ〜い!

 さて。本人からの許可も出たし、、、、。

 再び道の駅日吉。ひっそりと主の帰りを待つストライキ中のD-1。遥か彼方のショップに電話をかけるたらさん&328さん。症状から見てメインヒューズの飛び?らしいということで突如「エマージェンシータスク・フォース」が始まった。頼りない車載工具でもあるものは全部使う。しかし、残酷な事にヒューズは切れていない。端子を磨いて突っ込むと、、、イルミネーション点灯!こりゃいけるか?と緊張の中セルボタンを押す・・・・「ぱちッ」あ、消えた。もう一度やり直す。ここじゃないかとコードも揉む。イルミネーションは点くが、微弱でも電流が走るとアウト。バッテリーも異常に熱い。この時時刻は既に1900時を回っている。再び電話合戦が始まり、ああだこうだとやってみるが状況は変わらない。とにかくメインヒューズにくっついているリレーがやばいんじゃないかという事になり、試しに可動品と付け替えよう!と いう事で隣にあったD-1もタンクが外される、、、、、って俺のじゃん!。と思ったのは嘘で、さっさと外しにかかる。同時刻、多分宴会が始まって乾杯していたに違いない・・・

とにかくいろいろやってみるが、状況はあまり変わらない。タンクバッグからマルチツール発見。これで端子を磨いても、アーシング他後付パーツの配線を外しても、ここまでの重労働に機嫌を損ねたD-1は声を上げない。手元も見えなくなる頃、道の駅のおじちゃんの好意で売店の軒下が使えることとなった。すいか付きである。場所を移し、作業しながら今頃はホテルで宴会始まっているよな〜などと話しているが、実はそのとき山賊氏は行きつけのショップに引き上げ依頼をしてくれていたのであった・・・感謝!しかし、宴会ではそろそろ景品がかかったじゃんけん大会が始まっているらしい。まままま。タスクフォースの隊員である漢4人は組みなおしてトランポ待ち体制。缶コーヒーで乾杯。このままここでホームレス化の道を歩むかどうか話し合う?!たらさんと秋にBBS上で盛り上がったネタは実にタイムリーな状況になってしまった。待つこと2時間半。いよいよダンボールを探しに行こうかという頃、トランポ到着。「お疲れ様です」ときれいなお姉さんが助手席から降りて来たのであった、、、。め、女神様だ・・・。なんとか積み込み、いざ出発!になったのだが、、、、先導の俺、去年ホテル横で野営したから大丈夫と何も考えずに走り出す。言い訳は致しません。R-320を少し引き返すのを忘れ、、、気づけば山の中。時既に2230時。とにかく誤る。引き返してホテル着は2300時であった。もう風呂にも入れない。
 幸い食い物は確保していてくれた為、山の中ラーメン屋は探さないで良かった。遅くなったがビールで乾杯!宴会を生き残ったメンバーも出て来て話は弾む。と、本日1.000kmを走ったたらさんは革パンそのまま眠っていらした。程なくやすを氏、四国の姫と徐々に眠りに付き、328さん、山賊さんら7名でやはりバイク談義、クラブ談義。我々は他にネタが、、、(爆)ないのよね。でも色々話が聞けるのは最高だ。
 2400時。部屋に戻り、少し話して横になるが、何故かうとうと、ぱっちりを繰り返し、持ってきたビール飲んで、、、最後に時計を見たのは2720時であった。
 朝。0645時。だるい。こりゃどうにもならんとシャワーを浴びる。こんなこと実は日頃しないがツーリングではする。バイキングと違い、実にしっかりした朝食を頂き、0800時、写真撮影にかかる。下の路肩に整列!全国ミーティングお手伝いのせいで集合写真時では病気のようにきっちり並べたがる328さんと自分はやいのやいのとご覧のような状況にしてしまった、、、ゲストの方はさぞかし驚いただろう?!ねね、きれいにできたでしょ?ちょっとずれたけど、まぁOK。写真撮ったらいよいよう・ど・んだ!
 R-197を快調に流す。高知道南国S.Aまではフリーだから、行列にもならない。前を行く328さん、突然ストップ。?ナニがあった?と思って降りてみると、、、「30.000kmでした」とメーターの写真撮影中であった。この辺は328さんのHPでどうぞ。スタートに少しモタついていたら、後続に追いつかれ、あとはまったりと高知道へ。対面通行区間が長く、時々2車線という開通したばかりの上越−長野間のような中を走り、南国S.Aにて休憩後、善通寺I.Cまではまたフリー走行。わーいわーい、がんばって走るぞ、うどんはすぐそこだ!と日曜午前中の平和な高知道をオーバーサウンド鳴らして(バッフルなんてハナから無いけど実は静かだと気づいた今回のツーリング・・・)「ヒダリ、ミギ、タカマツタカマツゼンツウジ」と呟きながら善通寺のゲートをくぐると、あ、あのライムグリーンは、、、。お久しぶりです!きょうもびちっとツナギ姿でお出迎えしてくれたのであった。しかも反対側から走ってくるニンジャと青いZEPがくるりとUターン。右オーバー2本出し。あ、「生」まゆみさんだ。たらさんのご紹介でご挨拶。日頃モニターでしか見ていないバイクが見られるのは楽しい。写真以上にきれいな青だ。さて、大名行列状態でメインイベント会場へ!
 到着して歩いていくと彼方からスペシウム光線・・・?いや×印だ。なに?「玉切れ?」見るとうどん屋付近は難民キャンプの炊き出し状態で、警備員まで出ている始末。そりゃ仕方ない。話じゃ1400時には閉店のところらしい。しかも日曜日だ。こういうこともあるさ。と平日休みの温床の俺がひそかにリベンジマッチを決めた時、抜かりない四国支部はセカンドうどん屋を用意していた。ここは夕方までやっているから並べば大丈夫との事。再び狐の嫁入り行列で進むのであった。約10分後に到着。こちらはセルフじゃないそうだ。「ぶっかけ大」と言えば良いらしい?でも、てんぷらも捨て難い、、、と、「てんぷらぶっかけ」発見。OK、コレだ。
店内はやはり大渋滞で、空いた席に随時着席。ぶっかけとは茹で上がり、冷水で締めたうどんをおのおの暖かい出汁、冷たい出汁で食べると言うものだそうだ。「はいよ、お待ち」と出された丼は熱い!麺も熱い?真相が明らかになったのは食べ初めて5分後。俺の向かいには一組のカップル。「注文が違う」と言い始める。姉ちゃんが「私は湯抜きてんぷらでした」と言った時、おばちゃんが「お兄ちゃん、まちがえたわぁ〜」だって。もう箸つけているし、相変わらず外は行列だし小さい子も並んでいるし、これはこれでうまいから「俺は良いよ」とそのまますする。まだ何か言いたいような兄ちゃんは目で黙らせて一件落着。ぶっかけか、、、こりゃリベンジは2Rまでありそうだな。釜玉、生醤油、ぶっかけ、、、。えへへへ。ここまでは4時間だ。思い立てばいつでも来れる。こりゃひとつ夏には佐多岬キャンプ場泊、岡山ももソフト、しまなみはっさくソフト付きツーリングでもやるか?
 外に出てコーヒー片手に今後のルートの話。
関東組に同行するとちと遠回り。ここは一つ「サンダーバード4号気分アゲイン」ということで高松港からフェリーにする。再び善通寺I.C。しまった!ゲート前で集まるのをスルーしてしまった!ゲートを塞ぐ形で停車の数台のZZ-R。Uターンにはもう遅い。後ろに四つ輪が付いている。走ってきた山賊さんに慌しいお別れの挨拶をし、ゲートをくぐる。高松西I.Cまで30km、今回最後のランデブー。
 高松出口で手を振りながら離脱、1台すっ飛んでいった方もお見えになりましたが、、、、、、又きっと会いましょう!  一路港へ。1430時。次の船は1508時。宇野に1600時として、日曜の夕方か。混むかな。
 冷たいお茶とタバコで時間を潰し、1年ぶりに船に乗り込む。今回は一番前でステップにロープを掛けて、輪留めかましておしまい。バイクは手間がかかるね。船室で横になり、「はじめてのおつかい」見ながら爆睡。起きると入港直前だった。ゲートが開いたら出動!あ、やっぱりこの瞬間は楽しいぞ。
 県道22号からR-30、岡山市内へ。やや車は多いが順調。ところがR-53に乗った瞬間、えらい勢いでの渋滞。スラローム大会だ。行き先に四国がからむとどうもこれが入ってくるなぁ。
約10km後、再び流れ始める。岡山I.Cの手前位か。日のあるうちに帰ろうとちょい多めにアクセル開けて行く。津山I.Cから向こうは良い道だ。1800時位には日曜でも車がいない。いっけぇ〜!!バックステップにしてからやっていなかったが左足つま先をステップ上に置くと非常にコーナーが楽だと気づき、もう思い切り楽しむ。明日になればまた日常だ。もう少し遊びたい。
 日暮れ前、1845時着。往路428.7km.復路392.3km.トータル821.0km。充実した週末だった。企画してくれた皆さん、参加したみなさんありがとう。またきっとお会いしましょう!


古巣巡回   ’03.08.29〜31 (更埴〜能生)

 
今年は夏真っ盛りだと言うのに涼しい。すっかり秋っぽい日も多い。7月、恒例の伊豆白浜は残念ながら走ることは出来なかった。じゃあ、って訳でもないが、今年はかつて住んだ町、長野へ21世紀のウッドストック?「竜巻祭」に行こうという事にしていた。と、いうのもこの予定は冬にまで遡る。
 更埴ブルージーンズ。このバーには在住時大変世話になっていた。そこからの連絡。「仲間が日本一周に出るから鳥取行ったらお前の所行けって電話番号渡しておいたから」と。誰が来るのかは知らんがBJの仲間は俺の仲間だと快諾、月日は流れ7月中旬やってきた男の手には竜巻祭のチラシと伝言。「更埴で待ってる」だけ。かくして休日取得大戦争がまた始まった。おりしも8月終わりには能生でキャンプツーリングをやる事にもなっていた。早速ブッキングの手筈を、、、失敗。1日間違えた!ステージ当日は30日、能生も30日。こりゃ前日入って準備したらそのまま出発?仕方ない、顔を見せだけでも・・・。んで、28日仕事が終わり、速攻で寝るのであった。出発は0400時予定。
 目覚ましが鳴る。まだ外は暗いが荷物を積もうとD-1を引っ張り出そう、、、とすると動きがおかしい、妙に重い。ミチミチとタイヤが鳴く。ま、まさか、、、。
おそるおそる覗き込むとタイヤ、ペッタンコ。FUCK!パンク?先週峠を流した時は平気だったのに!うっそ〜。出られんじゃん。RBが開くまで6時間半。仕方ない。もう一回寝よう。考えようによっちゃラッキーだ。一度パンクしたタイヤをだましだまし使っていたのだけど、もし、出先で逝っていたらとしたら、「高速道路の上」だったかもしれない。そんなのゴメンだ、恐ろしい。いきなり手痛い出費ではあるが、ま、厄落としさ。と、この時は思っていた。
 1015時、空気入れてRBに突撃。「パンクした〜!長野行くからタイヤ替えて!」待つ事2時間。既に予定を遅れること8時間、1240時、荷物を積んで颯爽と出発!皮むきなんて間違いなくすぐ終わる。最も交換前に一度調査していたら、出発しなかった事だろう。人間知らないという事は怖い事である。
今回は折りたたみバーベキューコンロなんていうシロモノまで積んでいる為、かなりの重量。荷物の座りがいまいち悪いから戸倉峠はなし。佐用から中国道へ、いつもの加西SAにつく頃、慣らしはもう終わっていたここで給油。いつもなら2つ毎のSAを目安に走るのだが、遅れを少しでも取り戻そうとちょいペ−スアップ、 燃料計と集中力の続く限り走ろうというかなりファジーな事をしてみる。黒丸PAで用足し、養老SAで給油、タッチ&ゴーを繰り返し、エンジンの負担も気になり、1700時、恵那SAでようやく休憩。日のある内に着くのは無理だ。
 かなりのハイペースにも関わらず、ここで給油することなく1720時リスタート。動き始めてからが早いZZ-Rの燃料計。岡谷JCT手前でレッドゾーン入り。やばい!諏訪SAまで5kmだが、そっち方面は逆だ。俺は更埴に行きたい。腹を決めて豊科を目指す。巡航速度は80km/h。エコ・ランだ。何に抜かれてもがまんがまん。塩尻でついにリザーブ。あと少しだ、がんばれD-1!ガス欠寸前で1830時、梓川SA着。ゆっくりとタバコを吹かす。助かった〜。
と、←この写真。今しみじみ見てみると、もう兆候が出ている。後輪の接地面積。くどいようだが人間気付かない方が気が楽な事があるのである。一安心したらもうすっかり夜の闇。シールドをクリアに換え、給油したら「光量不足」ライト、初のナイトラン!
 どこが「不足」なのか教えてもらいたい。めちゃくちゃ明るい!4700K°炸裂の真っ白な視界。デュアルの照射範囲は異常に広い。車検にはSTDに戻すけど、終わったらまたこいつにしようと決める。再び巡航速度を戻し、長野道を3年ぶりに北上。姨捨近辺の夜景も相変わらず綺麗だ。SAで一人で見ても空しいだけなのでいつものように横目で見ながら走る。1830時、バイクでは実に2年ぶりに信州の地を踏んだ!ただいま〜。
 更埴ICを出てR-18へ向かう高速道路に付き物のタイトコーナー。バイクが倒しこめない。さっきから車線変更でもケツの動きがおかしい、、、。考えたら朝から何も喰ってない。とR-18「おおぎや」でラーメンと行くか。
 1945時腹も落ち着き、酒買って大池キャンプ場に行くか、とバイクをバックさせると、重い?まるで今朝の様に!
 後輪を覗き込み、目の前の状況に目を疑った。タイヤにはもうエアが無い。ちょっと待て、これ、今日変えたばかりのタイヤ。釘拾ったくらいじゃこんな急にエアは無くならない。ショップの閉店は2000時まだ間に合う。「ちゃんと着けた?」「はい」「エアないよ」「え?」「引き上げてくれ」「折り返し電話入れます」。10分後、長野店から電話。状況説明をし、引き上げに来る事になった。到着したトランポ。スタッフの兄ちゃんの手にパンク修理キットは無かった。「即引き上げます、ただのパンクじゃないようですね」かくして一路ショップへと向かう事となる。ピットにてトレッドに洗剤を吹く。OK。リムに吹く。問題なし。じゃあ、残る所は、、、リアホイールが外される。表で水槽が準備され、突っ込んで回していくと。ぶくぶくぶく。あった。ここが原因。一瞬寒くなった。「ホイール、割れています。クラックです。兆候ありませんでした?」・・・・あった。しかも今朝0400時には兆候どころか結果まで。朝、エアは無かった。パンク補修跡からだと思ってろくに調べなくて、出発優先でタイヤを組み替えた。車線変更で動きがおかしかった。IC出る時には既に倒しこみが効きにくかった。運が良かった。休憩時間、タイミング。どこかでもう少し時間をかけていたとして、そのまま気付かず走っていたら。俺、きっと死んでる。
とにかくパーツの手配をしなくては。本格的に祭りに行けなくなった事をBJに伝えたら、明日走る予定だった仲間に連絡を取る。もう、バイク預けて夜行で帰ろうかと思った時、STDホイールは事務局が貸してくれることとなった。一晩明かせば自走は何とかなる。その瞬間もう一度電話が鳴った。「今どこだ、俺が迎えにいく」。やっぱり持つべきものは仲間だ。かくして30分後、懐かしのBJのドアを開けることが出来た。中はすっかり明日のライヴの準備に余念が無い。バーボンが何も言わなくてもスっと出てくる所はマスタ、流石スマートだ。小一時間程居ただろうか、今宵の宿主は明日仕事があるということで二人店を出る。なんとなくもう一軒古巣に行こうと権堂へ。この店は5年ぶりだが、まるで普段通りにカウンターに着く。ニューボトルが開けられ又乾杯。話に花が咲く。5年前に置いていった俺のアコベースに落書きされているのは、この際見なかったことにしよう。
ほろ酔いと疲れが出たか、0200時爆睡。ヘビーな一日だった。恐怖の体験しながらの走行距離:626.5km。
 0700時、目が覚める。彼は礼を言う暇も無くとっとと仕事に出てしまった。ご両親に朝のコーヒーをご馳走になり、0930時再びRBに到着。送ってもらってしまった。ホイールが、、、もとい、龍馬氏が到着するのは1100時。何となく店の付近を散歩。RBで雑誌を読んだりバイクを見たりしていると、まもなくチームD-1栄光の1号機、JAY氏到着。綺麗なD-1、しばし談笑していると裏からこっそりと龍馬氏は着いていたのだった。早速バラされる2台のZZ-R。前後ちぐはぐホイールに仕上がったのは1145時。工賃、、、8.300円也。絶対クレーム付けて取り返してやる・・・。なんとか自走できるようになった俺、残念ながら龍馬氏は車での参加となってしまった。ごめんよ!でも、ありがとう。先行2輪隊は一路浅川ループラインから飯綱高原、信濃町へと抜ける。本当は妙高からR-18に乗るつもりだったが信州の道をブランクで忘れてしまい、信濃町でR-18に出てしまった。一瞬パラつく雨。いいや、このまま行ってしまえ!前と後ろのホイール重量バランスがかなり悪いし、でかい荷物も載せている。安全第一だ。とか言いながらも「走行中写真撮影」にトライしてみたりするのであった。
 1300時上越。食材買出しと軽い昼食。特に美味いもの喰おうとか名物を、なんて全然考えていないチームD-1、1号機と2号機はジャスコ内のオープンスペースに収まってしまう。よく考えてみりゃ車参加の龍馬氏に買出しも頼んでしまえば良かったか?更に荷物が高層化した2台はその後、俺のかつての職場で木炭を買い込み、バイトをからかい倒し、1330時一路能生に向けて出発。どんより鉛色の空、日本海の荒波を横目で見ながら1500時道の駅能生着。荒崎キャンプ場はここから2分。チェックインを済ませ、後続の龍馬氏を待つがなかなか来ない。ただ待っているのも退屈だから岐阜の山中と愛媛のみかん地域?に、「カニテロリズム」を仕掛けてみる。本人には何も言わずいきなり落とされるカニ爆撃。ま、こういうのもたまには良いでしょう?もちろん、しっかり「味見」させて貰うのである。残念ながらカニや横丁は只今休業中。共同で一軒しか開いていない。しっかし、遅いな、ミョ〜なミュ〜は、、、。電話してみると、事故で詰まっていたそうだ。あなたが事故って無ければそれでいいのよん♪。1600時。フルメンバー勢ぞろい。って3人。ちなみにこのイベントにはG-3という名前が付いている。一部中信地方の不届きな?ある方は「じ〜さん」とおっしゃっていたが、それは全く関係ない。この中でおっさんは約1名しかいない。誰だろう・・・?
とにかく雨の来る前にテントを張っちまおうと3人であたふたドタバタとセッティング。タープ、用意してよかった、、、張り終えて宴会場が出来る頃、雨が落ちてきた。JAYさんの機転でこのキャンプ場で一番眺めの良い所を取った我々は、そんな綺麗な眺めに大して目もくれず、ビールで乾杯。話ばっかり盛り上がって誰もBBQの準備に入らない!コンロはずっとテーブル代わりだ。2リットルの樽が空き、差し入れ一升瓶が封を切られた頃、ようやくコンロに火が入った。酒が入って一層話も花が咲くが、話題は例によって例のごとく、いつもの話なのであった。バイクとクラブ、行ってきたツーリングの話。でもなんでこんなに面白いんだろう?「余るより少なめに」買ってきた食材は気付けばすでに無くなって、コンビニにゾロゾロ。腹も落ち着き気分もほぐれ、雨も徐々に強く、風も出始めた、、、何時頃だろう?向かいのファミリーのタープ、やばそうだなと思いながらテントで沈没。初のチームD-1ランデブーは112.9kmであった。
 明け方、一瞬変な音で目が覚める。ははぁ、お向かいさん、やっぱり飛ばされたみたいだな〜。ヘタクソめ。うとうとうと・・・。テントを叩く雨の音には気付かないフリして又一眠り。次に起きたのは0600時位?ノソノソとテントから這い出し、冷たいお茶で目を覚まし、ふと見ると既にJAYさんは起きていらした。程なく龍馬氏もお目覚め、朝の「RED-FOX」タイム。雨はどんどんきつくなる。小降りを待っての撤収作業は実に0900時までかかってしまった。俺、今日こんな中ず〜っと走るの?故障したって言って明日の仕事休んじまおうかとも思ったのだが、それをやるとそのまます〜っとここら辺に住み着きそうだからとベトベトテントを押し込み、タープをたたみ、何とか積載完了。持って帰るのが面倒だと思っていたBBQコンロは龍馬氏に差し上げて〈押し付けて)しまう。少し荷物減った!ラッキー。流石にロープのかかりも良い。後はのんびり帰っていけば良い。
 再び道の駅能生。しばし談笑後、出発!っと、ちょっと先で待っていた龍馬氏に気付かずR-8に出てしまったらしい。「先に出発した」と思い込んでいる俺はJAY氏とさっさと行ってしまったそうだ。ごめんよ龍馬さん。この雨は貴方の涙なのね。
 そのまま能生ICの分岐でJAY氏と別れ、一路北陸道を富山方面へ。雨の中100km巡航で走る。ま、このくらいの雨ならなんとか無理せず行けそうだ。まずは有磯海SAで給油。
 甘かった。金沢近辺。痛い痛い痛い!誰だ!俺に小石を投げつけるのは!!視界が利かない程の土砂降り。走行車線では追い越し車線から、抜きに出ると走行車線から、どこを走っていても時折バケツでぶちまけたような飛沫が来る。100kmなんかで走れるか!70kmまで落とす。これ以上下げたら追突喰らう危険もある。やばい。到着は夜中を覚悟した。
 が、天は俺に味方した福井。曇り?いや、明るいぞ。なんか熱くなってきたし、対向車線の車も濡れていない。小降りの富山で公衆電話の上に鎮座するホタルイカ(らしい)さんありがとう。でも、カッパ脱ぐのはもう少し先にする。そう、乾燥させようという魂胆だ。女形谷SA1400時。路面もすっかりドライ、対向車線のバイクがカッパを着ていないことを確認、ようやく脱ぐ事にした。後はいつものように走っていこう!ちょいペースアップ。でもいつもより気をつけて。昨日今日と走り続け、おまけに雨も喰らい、集中力は確実に落ちている筈。更に今日は8・31。夏休み最後の日曜日。周りの車は全て「敵」だ。それを見越したかあちこちで覆面パンダの御用になるファミリー沢山。あんたたち、浮かれすぎ!
 1500時大津SA.軽く昼食を取り、給油。この分なら日のある内に着きそうだ。
 ここまでこれば全くいつもと同じルート。何故か通過時刻も大体いつも同じ。加西で最後の休憩をして、戸倉峠はホイールバランス悪いからパス。龍馬氏のマカダム、あんまり使うのも悪いし平穏無事に佐用からR-53へ出て、隙を見て前を塞ぐ観光バスの列を抜き去り1830時到着。とりあえずビール、の前にびしょ濡れテントとタープを干す。2200時までやってみたけど完全に乾かない。それなら、、、台所に張ってしまえ!一人暮らしはこういう時非常に都合が良い。誰も文句は言わない。しかし、、、邪魔だ。テントを乗り越えないと部屋から出られない!!
 今回、実に波乱万丈なロングだった。会いたい奴の半数にも会えなかったが、また行けば良い。心底気の合う奴らと飲み、話し、走り、出発までは長かったがあとは一瞬で終わってしまった3日間だった。この日の走行距離は646.6km、トータル1.386km。古巣の仲間たち。又会いましょう!次の巡回は、う〜ん。いつにしよう?

           ホイールの件、多分手間がかかるだろう・・・この件はレポートに上げていく予定。 

羊焼祭  〜The eat of lambs〜   ’03.10.18 蒜山高原(岡山県真庭郡〜鳥取県西部)
 
 今年、夏が無かった、、、。前回以降一番良い季節にバイクに乗る事が出来ず、ブスブスとくすぶっていた一ヶ月。復活の咆哮上げる事も無く、秋も終わろうとしている。
 今回のお誘いを受けたのは、実は8・30。2ヶ月あるので充分参加できると思っていたが、当の愛機がケガしており、話しついてもブツが物が着かず、休み取れても足が無く・・・・かわいそうになった私はD-1にお見舞いの品々をそっと取り付けてあげるのであった。
 幹事のゆうすけさんは「車でもOK」と優しく仰って下さるが、私はバイクの集いには絶対バイクで行きたいのである。
09・06。これを逃してはこの後のツーリングに影響を及ぼしてしまうから、ショップに車検に持っていく。密談しばし。どうも羊焼祭に間に合わない可能性が大きい。元はと言えば頼んであるホイールが発送間違えで納品が更に遅れているのが原因だが、そんなのもうどうしようもない。こりゃレンジにメットとアッパーカウル積んで押しかけるしかないかもしれない。そんで集合場所ちょっと離れて車置いて、カウル抱えて走って行くさ!半ばヤケクソである。
 だが、起死回生の一打は出た。このショップ、車検車両は溜めておいて毎週木曜日に車検場に持ち込む。半ば諦めてはいたのだがこのツーリングに使いたい事は言ってあった。更に大幅に遅れたホイールの納期。そう、「お詫びの印」金曜日に1台だけ持ち込まれたのである。バッテリー交換やらバッフルやらで、福沢さんが大挙して飛んでいったが手元にはついにD-1が帰ってきた。これでカウルを持って走っていかないで済む。逆に参加者には残念な事か?
 当日0600時。朝も早くから軽く洗車。リアタイヤのエア漏れもなし!(トラウマになっている。)0800時暖機、県道21号を佐谷峠から三朝温泉に抜けるいつもの散歩道を快走。R-179からR-482に入り、津黒高原に入ると気温8度、こんな事もあろうかと出かけに着込んだオーバーパンツにウィンタージャケットのおかげで「ちょっと肌寒い」位の中R-313に乗り換えて1015時、道の駅「風の家」に到着すると、そこには駄呆爺氏が既に到着、震えていらした。缶コーヒー片手に他愛の無い話で他を待つが、だ〜れも来ない。1030時を回ってようやく勢揃い。はるばる瀬戸内海を越えて山賊氏、委員長氏、浪速の街から洗車男氏、地元岡山よりはゆうすけ氏、まゆみ姐等々お久ぶりの面子とご挨拶。ここでも蟻地獄達は何気に次のマトを探すのであった、、、。ひとしきり挨拶が済んだら見返峠の展望台へ

隊列走行。いつもの定位置いっただき!最後尾ゲット。
 実は変態、いや編隊走行中を撮ろうと思ったのだが、見事に失敗。帰って見てみると空が写っていた、、、。
 見返峠からの大山の眺望は晴れていれば最高に良い、今日は残念ながら雲が多いが、あまり関係なく写真撮影の準備が始まる。「なにしとんじゃぁ〜!整列係!」と叱られながら?無事整列を終え、恒例の1枚をパチコ。三脚壊してしまったけど余り気にせず、撮ったら即撤収!今日のメインだメイン!腹減った!羊3頭食い尽くせ〜!
 今来た道を逆戻り。祭の会場は蒜山高原「晴山荘」。子供1.000円、大人1.500円でラム、ポーク、野菜いろいろ、ご飯付きの食べ放題。かなり有名らしく週末の今日は駐車場に整理員が立っていたり、観光バスなんかも入ってきている。近くには遊園地もあり、シーズンには家族連れで賑わうのだそうだ。
 やいのやいのと食材を取りに行き、飯を配り、食器も配ってジンギスカン鍋も程よく焼けたら戦闘開始のラッパが鳴った。
少々風も出ており紙エプロンはマフラーの様にたなびいている、、、全然役に立ってねぇぞ!仮面ライダーか?俺たちは!ちょっと寒いから周りの客はまばら。そんな中、一角で盛り上がる変態集団なのであった。いや、客が少ないのは俺たちのせいか?話題はもちろん「いつものやつ」が中心。加えて言うのであれば、「大阪の小学校は給食にタコ焼が出て、四国の喫茶店ではモーニングセットにうどんとご飯がついている」という真偽つけにくい(実は当然偽だ)話もあった。きっと岡山の小学校の給食は「ままかり酢漬け」がでるんだろうな〜。きびだんごもついていたりしてさ。
 あっという間に2時間が過ぎ、腹も落ち着き、今後のルートの設定。駄呆爺氏はこのまま直帰、他の面子は溝口ICで高速に乗る事となり、お別れのご挨拶後、蒜山大山道路から県道52号、45号と絶景の中を走る。オイコラそこの車!頼むからどいてくれ!と思うこと数回、小一時間で溝口の・・・どっかに到着。どこからともなくネコが現れた。ネコ顔のD-1に親しみを覚えたかしばしまとわり付き、ニャァニャァ言いながらメンバーの間をうろついている。非常に人懐っこい奴だ。毛並みも結構綺麗だから、どっかの外ネコか?腹が減っているらしく、俺がタバコを出すと足元に来て手元に興味津々。残念でした。これは食べ物じゃありません。トレーナーに染み付いたジンギスカンの匂いで勘弁して頂戴ませ!やがてこいつは虐待されてしまうのであった・・・。
 写真撮影も済み、雑談中、某今回の幹事氏の足元から「ヴにゃ〜!!」と悲鳴が上がる。しっぽ踏んずけてしまったらしい。か、可哀想だが氏の驚く様にちょっと笑ってしまった、、、失礼。その後被害猫は地面を転げまわって抗議してからどこかに去っていった。きっと猫警察に被害届でも出しに行ったのだろう。Uすけさん。出頭通知きますよ。鰹節2本で示談してくださいね。
 皆はここから高速に乗るとの事、俺はここで戦線離脱となった。慌しくお別れと再会の挨拶をし、一路県道45号を引き返す。見送ると「最後の1台」になっちまうのがなんか寂しいからほぼ同時スタート。大山、もう少し走ってから帰ろう。
 一気に標高800mまで駆け上がる。確か松本市も800m。おお、これはひょっとして今の信州の気温か?13度。ん。バイクにゃそろそろ辛い季節だね。イエローラインの中、前のパジェロがどかない。邪魔だが偶然良い景色を見つけて撮影がてら先にやる事にする。それが左の写真。
 大山って本当に360度形が全く違う。走るなら日本海へ降りるルートが好きなのだが、見るならやはり見返峠。今年はなかなか来る事が出来なかったが、ワインディングもかなり良い。ホームコース化計画発動させなきゃいかんな。ここへは絶対一度来た方がいいぜ。な。
 県道45号を堪能し、関金からR-313、倉吉からR-179に乗る。ここからは行きと同じ三朝〜佐谷峠ルート。いつもの展望台で一服。夕方の展望台には誰もいない貸しきり状態。気持ち良い。ホーネットが良い音立てながら飛んでいくのを見送って最後の一走り。スモークシールドではそろそろ見難い合魔が時、シールド上げての淡々走り。市内に着くと、路面フルウェット。正に「雨、今止みました!」と言う所か。運が良い。
1800時着。走行距離:249km。今回も楽しいツーリングだった。復活の走りとしては最上級!
 企画して下さったゆうすけさん。ありがとうございました。今回話しが出来なかった方、ごめんなさい。次回はたくさんお話しましょう!又、「アリジゴク計画」のマトにされている方はご用心? とにかく みんな、また一緒に遊びましょうね!
               


富士サミット  〜静かな湖畔の森の影から? 〜   ’03.10.25〜26 山梨県河口湖 )

 
おいおい、毎週ツーリングか?すげえ良い状況じゃないか。先週は山なら今週は湖だ。今年もついに1年の締めくくりの走り、「サミット」が開催される。去年が琵琶湖なら、今年は河口湖だ。東に行こう!これも非常に息の長い準備期間?があるツーリングで、琵琶湖サミットが終わった直後に既に話が持ち上がり(これはよくある)、またも実行された(こりゃすごい)シロモノだ。何故か湖畔が定番化しつつある。今年は富士山が噴火しそうなくらい濃い模様。先週のジンギスカンから戻るや否やスタンバイに入るのであった。慌しいが楽しい、ツーリング前の準備期間。洗車も念入りになってしまう。最も到着する頃には半ば見る影も無くなっているのだろうが、これは一種のツーリング前後の「儀式」であるから外せない。手の入る所は全て徹底的に磨き上げ、給油も終えたら出撃準備は完了。後は当日を待つのみ。
 集合時間から逆算すると、未明発深夜特急便は確実。24日の仕事は早々に切り上げ、突如登場した残業仮面に憤慨しつつ2200時帰着、メシも風呂も端折って一眠りに当てる。
 0330時、出撃を告げるアラームと共にごそごそ荷物を積み込み、目覚ましがてらD-1を押す。深夜発のたしなみだね?いつもの市営テニスコートに着いたら暖機開始、、、
 え?メーターパネルが点灯しない。よく見れば尾灯も消えたまま。うっそ〜。いきなりアクシデント!テールが点かなければ「オカマ掘って下さい」といっているような物。勿論俺もD-1もそんな趣味は無い。出撃赤信号?ヒューズは飛んでなく、原因といったらもう配線しか思いつかない、辿ってもみもみしているとパっと付いた!よし!コネクターが死にかけている様子、先々週はフロントレバー握ってもランプが点かなかったし、全ては奴のせい!帰ったら換えてやる。それまでおぼえていやがれ!
 R-53から県-373へ。峠の温度計は7℃、5℃と嬉しくないが順調に下がり続け、佐用I.C手前からは一面のガス。有効視界は3m位か。遅刻より安全を取り、0510時、中国道に入るが霧は晴れない。0530時、加西SAで身体を温めながらどうにか時間を取り戻せないか考えるが今はどうにもならない。夜が明ければ晴れるだろうとリスタート。今日の日の出は0605時。
 西宮に差し掛かる頃、明るくなってきた。霧も消えた、よし行くぞと西宮名塩S.Aでシールドを換え、給油を終えたら一路大津S.A迄車を掻き分けちょっと疾走。0720時に到着すると洗車男氏が既に到着していらした。大阪在住の氏とお会いするのは、実に、、、1週間ぶり。先週も蒜山で会っていたのだった。朝の日差しの中、ゲイルのホイールが光沢を放つ。ふと気付いた。俺のマルケと並べたら「金銀ホイールZZ-R」。めでたい!琵琶湖を見ながら一服、寿コンビは連なって上郷SA経由で牧之原S.Aを目指す。いつも1台きりで走るから高速は退屈だが今日は気分が良い。東名に入ると少しは暖かくなるが、同時に混雑もすごい事になってきている。小腹も空いてきたが食べると眠くなりそうだから我慢我慢。最も走っていてもちょっと眠気が挨拶しに来る東名高速なのだった。腕立て伏せもどきの動きをしながら睡魔君に別れを告げる。それにしても後ろのSBBがうっとうしい。横の1200もなんかうっとうしい。さっさと行かんかい!そこのトラックもおっかないから無理やり割り込もうとして荷台ゆするのやめてくれ〜!
 1100時牧之原S.A。「いやぁ、流石にちょっと眠かったです〜」と何気なく言った瞬間何となく殺気を感じた、ような。「覚ましまっせ〜」とにこやかに仰る洗車氏の右手が振り上げられている・・・。いや、あの、眠気覚ましはコーヒーにしましょう。
そんなこんなで集合時間も迫り、富士川S.Aで時間調整の休憩の必要が無くなった我々は一気に富士I.Cに向かうのであった。
 1215時富士I.Cゲートを出るとタナックスのレーダーがとてつもなく点滅を始める。なんの電波を捉えたのか?前を見るとそこには電磁波撒き散らす怪しいZZ-Rが3台そこにいるではないか!や、やばい。新手の「検問」か?。な〜んてね、東京組3名が先に到着していたのであった。今年は全員D型。一台はなんと新車だよ!近々大手術だそうだ。軽くご挨拶をしてから今年も「濃さメガトン級!超硬戦隊大集合in河口湖」の幕が切って落とされた。
 一路隊列を組み、328氏先導で「魚河岸丸天」へ向かう。メニューを見るとまるでトイレットペーパー位ある巨大なかき揚げがあった。うお、すげぇ。それを皆でつつきながら「まぐろテールステーキ」なるものを頼んでみると、最大トルク20kg/m位ありそうな物が出てきた。この写真はロールオーバーでどうぞ。この二品、かなり美味い!昨日の昼から何も喰っていないで良かった!と感激。
 店内は昼時という事もあり、土曜も外回りしているらしいスーツ姿のおっさんたち沢山。そんな中店のおばちゃんを半ば呆れさせながらお下劣ライダーズ達はやれブレンボだ、それFCRだ、エンジンO/Hはどーのこーのと始めるのであった。傍から見たら全く大莫迦以外の何者でもないが、俺もその中にいてしまうのである。ははははは。
 腹がきつくなる程のボリュームで、革パンを履いて来た事を後悔しながら出発!富士に向かおうほいさっさ。5台は富士エバーグリーンラインから富士山スカイラインに向かう。少々雲が出ているが走行に問題なし。あ、富士サファリパークだ、「ホントにホントにライオンだ〜」CMのやつ。ちなみに当然山陰地方にそんなCMは流れない。話が逸れた。一段は麓の休憩所?で休憩。えらい近くに富士山が聳え立つ。そびえ、、、たつ。
 ここからだと思う。「水は自ずから低き流れる」と言うとおり、ことごとく話題がシモにシモに流れ始めたのは、、、、。先ず、某クラブにて次期開発すべきグッズの協議。万一の時重要部分を守るのプロテクターで、細かい採寸が必要な為完全受注生産。装着時にタンク干渉が気になる場合はタンクのワンオフ対応。プロテクターはフルチタン、キーは車体と同じシリンダーー採用でカギを余計に持つ必要なしというスグレモノ。一部可変機能付きという事で話がまとまる。これを一般的にに解釈し、漢字で書くと「さだ、みさお」さんの「おび」というような気がするのは気のせいだろう。こんな話題で盛り上がる我々を同じく休憩中の他のツーリングライダー達は温かい目で見守ってくださるのであった。
 富士山スカイライン。アホタレな車も多いが、一切速度は今回気にしないで走る。周りは紅葉、富士、標高が上がるにつれて太平洋まで見えるというとにかくすばらしい景色。こんなところ目玉三角で飛ばすなんてもったいない!景色を楽しみながら流すのがベター。事実328氏も「赤いのを貰わない速度で行きましょう」と言っているし・・・・。1400時富士5合目展望台着。年間何度も来ているであろう爺ちゃんと風神氏が話をしていた一瞬「みかじめ料」か?と思ったが違ったようだ。なんでもここまで景色が見渡せるのは年間何度もないらしい。まるで絵のようだ。雲は足元にわずかに漂い、遥か遠くに今上ってきた町並み、その向こうの海まで165度見渡せる一大パノラマ。これだけでも「来てよかった」気分になる。周りの楽しそうなカップルは視界に入れないようにしながら景色を堪能、売店でみかじめ・・・いや、「自宅へ次回ツーリングの為の必須アイテム」購入のために物色中の面子を見に行くと、このレポートは伏字だらけになってしまうのであった。
 着るのも恥ずかしい、貰って困る「富士山」とでかでかとプリントされたTシャツ、なんで富士で北斎の浪絵シャツ?なぜ日本最高峰で星条旗?何で日本の観光地どこに行っても木刀が売っているの?不思議な商品多数在庫。多分、と言うか間違いなく諸外国からの観光客目当てだね。木刀は修学旅行か?あ、こけし、、、いくら日本の民芸品とはいえ、どこで売ってもいいんだろうか?原材料は広葉樹、富士の5合目といや森林限界ギリギリ。ハイマツ位しか生えてねえべ。フォリナーの日本文化誤解が目的か?大小様々なサイズで、使用用途は観賞用置物他多数。電池は別売りである。○ー○ョ○もレジで言えば特別に販売しているとPOPの裏に書いて、有る訳がない。シリコンのなんかウニのような俺も持っている○○袋のような「いなかっぺ大将」の涙表現のような650円の物体は何に使うのだろう?ワイワイといろいろ協議してみるが、土産物屋の兄ちゃんと周りの観光客の白い目が矢のように我々に突き刺さっただけだった。小一時間居ただろうか、良い時間になってしまい、山中湖はパス、一路宿へ向かう。山中湖の皆さんはきっとホっとしているかもしれない?
 どこをどう走ったのやら、その辺は328氏のHPで見て頂くとして、渋滞がひどい。バイクの利点か特権か、はたまた禁じ手か、5台ですり抜けながら行くと、ここにも居たよ、アホB2にボケトラック。幅寄せかい!ケっぱくるぞおのれは!ま、先行隊とはぐれても気にしないけど。行く先は解っているし、どこかに居るだろうそれにしてもメーターパネルの点滅が気になる。が、ここでは当然バラせない。サミットに行くと必ず右スウィッチにトラブルが出る。凄い衝撃波がでているらしい?!1720時、宿着。入り口は強烈な坂10m。エンヤコラサっとローギアで何も考えず途中まで上がると洗車男氏のテールが見えた。「あ」と思って止まる。止まってから考えた。この強烈な斜面の真ん中にいる私はどうしたらいいんだろう?絶対坂道発進したくない角度。踏ん張る足もきつい。下がろう。細心の注意でソロソロと。道路に戻って一息。まさかバイクでヒルダウンするとは思わなかったさ。
 今回のお宿は「あかいし旅館」。河口湖まで徒歩10秒。女将の話だと釣り客も多いそうで、残念ながら淡水の釣りは子供の頃近所の池でフナ位しかやった事の無い俺には良く解らなかった。増築の状態から見て合宿も対応していると見た。俺はこういう雰囲気大好き。なんというかその、「愛すべき大莫迦者達」と話し込むにゃ場所は問わないが。暖かい茶をすすりながら一同くつろぎモードで恒例?のお土産乱舞。
いやね、この間仕事していたら同僚からおいしい処分品情報貰って一気に買い占めたのよ。マルチツール。車載工具+aとして積んでおくにゃ良いかもな〜って。ホントは刻印打ちたかったけど、、、洗車男氏からはいつものステッカー、328さんからもレアなステッカー頂いてしまいました。ごっつぁんです。
 夕食も済み、軽く飲んだらいよいよ怪談、いや猥談、もとい会談?モード。
 風呂場が少々狭く、「分割入浴」している隙にちょいと「ウラ目的」、シートの切れ補修をさせて貰う。見た目はあまり美しくないが、当分の使用には行ける筈だと道楽の一つ「素人革細工」の一つとしてモニターしてもらう事が出来た。よく擦る所だから、又切れたらパッチ当てますから又言って下さいませ!
2100時。ゾロゾロとむさ苦しい一団は2次会買出しに出陣。ちょいと歩けばきちんと酒屋もコンビニもある見事な街造りで、適当に買出し。看板背負ってアイスを舐める方々多数。舌使いが、、、あの、、、レジの姉ちゃんが個人的に参考にしてますよ?うんうん。やはり水は自ずから・・・うひゃはははは!ちなみに買出し往復も話題はいつもと大して変わらず、排気音が聞こえるとつい耳を澄ます5人なのであった。
 宿に戻っててんで適当に飲みながらも爆笑話が炸裂。某社取り扱い某薬品がいつしか合言葉になり、我々は「超硬戦隊バイ○○ラー」を結成する事になった。総本山以下ブラック、ブルー、シルバー、レッドと正式に任命され、今後は常に「○○アグ○ーサイン」を交わし、悩める子羊の夜の為、救援の任務を負うこととなった。尚、テーマソングは総本山自ら作詞、俺が作曲する。もう、焦げ付きそうな濃さが炸裂する河口湖なのであった。我々超硬戦隊、非常時には大空に「V」狼煙を上げればいつでもどこでも参上する・・・のか?。話は暇もなく続くが、今日は体調優れぬ総本山、V-グレー、V-ブルーと次回出撃に備え沈んでいく中、ブラックとレッドはまたもクラブ談義に戻るのであった、、。そのままどちらからともなくV戦士全滅。2500時位であろうか?
 10・26.何となく目が覚める0700時。既にお目覚めの洗車男氏は磨きに行った様だがまだ身体が起きないからもう少し布団にしがみつくが、このまま寝ていると昼まで起きないからと着替える。窓から見える富士はうっすらと雪化粧。おはよ、今日も綺麗だね。この辺に住めたらいいな〜と、かなり思う。転勤させてくれないかな〜。ココなら最高!
 ふと見回すとV-シルバー、いや、洗車男氏の姿がない。風呂か?と一瞬思ったが、考え直してそーっと窓を開ける。窓の下にはバイクがある。あ、いた。磨いてるよ。HNは伊達ではない。気持ちいい朝だ。俺も外に出よう。
 ひんやりと身体にまとわりつく空気が実に気持ちいい。洗車氏のゲイルスピードが朝日を跳ね返し、またコレがかっちょいい。駐車場で朝っぱらから例によってバイク談義がおっぱじまるのであった。しっかり目も覚めた所で部屋に戻り、未だ惰眠を貪る残りの戦士を起こしたら、ツーリング名物「朝食」タイム。実は俺、ツーリング位でしか朝飯食べない。お〜い総本山、朝だよ!起きない。Vビ〜ム!。
 「合宿の朝ごはん」的なメニューを頂く。あ、ヨーグルト。給食みたいでちょっと嬉しい。朝甘い物少し採ると良いのよね。ここでもあわわで走る某高速。パンダがでてきてコンバンワだのなんだの濃さが炸裂。勿論回りの宿泊客は全員知らん振りなのであった。天気は良い。最高のコンディションで今日も一日走れそうだ。荷物はさっきまとめたし、清算済ませて暖機開始。ズゴゴゴゴゴゴ、と重低音が響くと、離れのお客が物珍しそうに、しかし絶対近寄らないようにしながら見ているのがわかる。先ずは目覚ましがてらの河口湖1周。富士山の撮影ポイントと思われる所にはカメラの数が凄い。三脚難民村だ。天気も最高の日曜日、バイクの数も結構多い。もうすっかりお下劣戦隊と化したV戦士達は赤信号のたびに「バ○○○ラ!」辺り気にせずVマーク出しまくり、笑いの止まらない走行であった。そんなこんなで一路富士スバルラインを目指す。その前にリカちゃんバスと記念撮影。その後ろには呆れ顔一つせず富士が我々を見下ろしている。
 スバルラインの通行料金は往復1.700円。新5合目まで行く事が出来る。それより先はインジェクション装備のトライアルが必要。この1.700円は高いか安いか?。答えは、「ただ地図上で見るだけでは高いが走れば安い」である。日陰の一部はやや凍結していた物の全体的には走る価値有り!どかーんと続くストレート、ひょいと返す高速コーナーの連続。カメラを準備している間にずんずん先へ言ってしまうV戦士達。「赤いの貰わない速度云々」は当の昔に置き去りであった。
 1合目、2合目、、、と順当に上り、5号目に着くと、流石冬季閉鎖前の日曜日、えらい混み様。何とか2台分のパーキングスペースを確保しうろつく。全国どこにでもいるタコ焼イカ焼モロコシ屋台。梅宮たっちゃんも立っている。こいつら無敵か?怪しい男が寄ってくる。「馬」「え?」「馬!」何の事かと見てみると沢山お馬さんがいた。乗って写真撮れるのね。おっちゃん、接客のアプローチはそれじゃいかんよ、と思いつつ「鉄の馬で来ているからいいさ!」と丁重に断る。俺がそんなことをしている間も土産物店ではまた例によって例のごとくやらかしているのであった・・・。中に入ってみると。お?ナンダコレハ?フジメイブツナノカ??「おっぱい600円」。う〜ん。もみもみもみ。くりくりくり。表シリコン、中は水か?皆でいろいろ悪ふざけ。「基本的に土産は買いません」俺は遊ぶだけ遊んで外で一服。少し息苦しい感じ。ジョークで買った「北海道夕張メロン」。誰も突っ込んでくれないから「何で富士山で北海道!」と自分で突っ込み、プルトップを開ける。缶ジュースは少々気圧の関係で膨らんでいるのであった。流石2.400m。日差しもかなり直接的。サングラスをタンクバッグに入れたまま置いてきてしまった事をちょっと後悔。
 お土産隊が戻り、帰りのルートの話が出始める頃、俺はあるものを探していた。ゴミ箱。全然見当たらない。思い出した。ここにはゴミ箱はない。集積に莫大な金がかかってしまうから持ち帰りをさせているのだ。土中のバクテリアがろくろくいない高山地域ではその辺では分解する物もいつまでもそのまんま。富士山が世界遺産に認定されないのはこれより上の登山道の汚濁が進んでどうしようもないからであり、一番のネックはトイレ関係。確かヘリコで運ぶ筈。北アルプスと並ぶ世界一高いうんこ処理が必要な地域。吸殻もきちんと持って行きましょう。と思ったのは約5秒。目の前では先程の650円の「本来は文鎮だけどやたら良い形の物」を味わうV-シルバーが・・・もうちょっと好みの形だったら俺も買い込んでいたであろう事は言うまでもない。それ、会社で使って、、、大丈夫?一同もはや留まる所をとっくに過ぎているから大爆笑である。日差しが強いから影も濃い。集う莫迦達もっと濃い!こりゃ、エベレストクラスでなければ我らにかなう山は無い!!!そろそろ1130時。下山の準備。また接触不良に悩まされながらR-139から県-71上九一色村経由で富士I.Cを目指す、前に何故か秘密基地結成の為の物件の下見に行くのであった。別荘地の中を迷走する事しばし。Uターン3回、オフロード走行若干、ようやく戻って道の駅で休憩。山が割れている物の富士山見るならこちら側のほうが荒々しくて良い。麓は草原。見ながら走ると危ないのは解っているが脇見運転炸裂中。
信号待ちで撮影を試みる物の、「赤信号、カメラ出したら青信号」なのであった。残念。
 1300時、再び富士I.C。いよいよ分岐の時だ。再会と次回開催の約束をし、高らかにVマークを掲げながら西組は東名を下る。とりあえず富士川S.Aで大休憩。サイドカー付き、リアにはチャリンコ括りつけたでかスクなんぞもいて結構な賑わい。すき焼き丼等を食ってみる。ただ、温タマに誘われただけ。まぁ味は、、、SAですわ。ひとしきり休んだら疲労もあるからと次の休憩を浜名湖S.Aとし、リスタート。走行車線は点々と嫌な間隔で車が並ぶ。追い越し車線を走り続けるZZ-Rと同じ事考えたらしいCB400SFが前を走る。快走快走。この時俺はあまりミラーは見ていない。レーダーだけ時々見ていた位。
 日本坂トンネルに入ると何か聞こえた。「ふぁ?」と赤い何かが映りこむミラーを見ると、、、、スカイライン。パンダじゃん!よく聞くと、「左に寄らんかい!」と高圧的。俺か?やっちまったか?どうする?このクラスのパンダなら考えるまでもないのだが、、、。前を走る2台も左に跳ねるのでとりあえず走行車線に入る。ギアモ落とす。と。パンダはスルスルと前に行ってしまった。俺、セーフ。洗車男氏もセーフ。CB、何か言われている様子だが、パンダはそのまま通り過ぎ、焼津I.Cで降りていってしまった。何だか解らないが、手を振ってあげる。ばいば〜い。前では中指おったてるV-シルバー。イヒャヒャヒャ。
 浜名湖S.A。CB氏も休憩中。話を聞いてみると、「コラそこの○○ナンバー!おまえこの3台のリーダーだろう!なんとかせんかい!」と言われたそうな。すみません。えらいとばっちりでしたね・・・要は区分違反まで行かない(走行車線に車が点々としているから)が、右車線に長時間いた為らしい。ま、とにかく一安心。気を取り直してシールド洗ってGo!養老S.Aまでトワイライトランニング。
 長い。迂闊だった。ジャンクションを跨ぐ時は休憩場所も慎重に選ばなくてはいけない。日も暮れて来るし、スモークシールドじゃ前も見づらい!よっしゃ、来年はHIDじゃ!なんてのは今思う事。いい加減ヘベレケなのである。燃料もやばい。なんとか着かしてD-1にメシ食わさないと、、、。ややスローダウンして淡々と行こう。シールドもクリアに換えないと。
 養老から大津までは俺が先行する事になった。うっわ〜、高速道の先行はした事ない!ミラーの中は既にライトしか見えず、車両の識別が難しい。洗車男さん、ゴメン!のジタバタ走行で行ってしまう。大津S.A1800時着。ここで最後のサミット。コーヒー片手に数々の「ぐっず」ネタで電磁波撒き散らしながらの爆笑トーク。、がっちり握手を交わして最後のランデブー。中国道分岐で又も高らかにVマークを交わし、ホーンでお別れ。この後は極寒の中国道だ。神戸を越えるまでは追い越し車線。寒さに負けて加西S.A2030時。オーバーパンツ引っ張り出してサービスティーで人心地。最もこんなのは5分で飛ぶのだが。後は佐用I.Cまで走行車線。
 R-53。対面の赤信号を突っ込んできたインプレッサにケリくれたらもう後は淡々と行くだけ。気温は8度か。行きよりゃマシか。あったかいわさ。思い出し笑いしながらもゴールへ向かう最後の走りであった。寒い。そんな時はVパワーだ!行け〜!
 2255時着。最後の300mは押す♂押す!往路711.9km、復路736.1km。トータル1.448kmの今年ラストラン。今年も強烈に濃い二日だった。最後のロングには実にふさわしい。
 サミット。また来年もやりたいね。西は琵琶湖、東は河口湖と来れば来年は、、、真ん中辺りで諏訪湖か白樺湖?また集おう!どこかの湖畔で?!我らV戦士、移動式ランドマーカーズ。次期隊員は誰だ!!
 今回幹事を務めて頂いた328、、、いや、V-ブラックさん、同行して頂いた洗車男、、、いや、V-シルバーさん、楽しい時間をを共に過ごせましたV-ブルーさん。戦隊名付け親の風神、、、いや、V-総本山さん!。ありがとうございました。又、春にお会いしましょう!その時も勿論例のサインを掲げながら! じゃ、その時まで「VI@GRA」!



TOP 


inserted by FC2 system